美容院の内装

立地は?設備は?美容院(ヘアサロン)開業のための準備

美容院を開業するときに考えるポイントに「店舗の立地」が挙げられます。
立地は開業したあとの集客にも大きく関わるポイントで、経営を続けていくなかではとても大切な要素となります。

また店舗を構える場所を決めたあとに考えなければいけないのが「店舗の施工」や「設備、機材」のこと。
内装や設備などは店舗全体の雰囲気にも影響してくる要素で、これも安定して集客をしていくうえでは重要なポイントです。

そこで今回は、好条件となる立地条件を探すために重要な「市場調査」や、内装工事の流れから、設備導入などについてご紹介していきます。

開業する前に知っておきたい立地選定・市場調査

美容院の開業にあたり立地条件は非常に大事な要素のひとつです。

しっかりと市場調査を行うことで、その場所の良い面・悪い面を正確に把握するようにしましょう。
立地次第では美容院経営の方向性を変えなければならない可能性も出てくるので、自分がオープンしたい美容院のコンセプト、価格帯、顧客層なども踏まえ、慎重に考える必要があります。

接客・サービス業などの場合、個人で開業するときなどは丁寧に市場調査をしないで開業してしまうことも多いですが、競合や商圏の状況を把握しておくことは美容院経営においてもとても大切なことなのです。

美容院に必要な市場調査とは?

美容院の開業をするときはまず、お店のコンセプトを決めて、どこに店舗を構えるか考える方が多いのではないでしょうか。
どこに店舗を出そうかと考えたときに、市場調査を行うことで「客層」「料金相場」などを調べることができます。需要や顧客動向などを絞ることできるので、「集客」がどの程度見込めるか参考になり、開業計画にとても役立ちます。
美容院を開業してもお客様が来店しないとお店は続けることができませんので、事前に市場調査を行い、コンセプトと照らし合わせながら物件を検討することはとても大切なことです。
市場調査の方法は「経営者が自分自身で行う」か「専門業者への委託」のどちらかになります。

市場調査・競合分析のメリット

美容院を開業する際は、その地域の既存の美容院と競合することになります。
競合他社と差別化ができていないと、新しく開業する美容院は不利になってしまうので、市場調査・競合分析は必ず行いましょう。

市場調査を行うことで、さまざまな視点から開業する地域の現状をデータ化することができます。この現状を可視化することができれば、

・開業する美容院のコンセプトは、その地域で通用するか
・提供しているサービスに対して適切な料金設定がされているか


など、比較検討することができます。
また、自身のコンセプトと大きく外れている場合には、そのコンセプトを見直すこともできますので対応策の参考に役立つでしょう。

好条件の立地を選ぼう!立地を決める3つのポイント

「駅近」「繁華街」「住宅街」など、美容院の立地を決めるときにはさまざまな要素が絡んできます。
一体、どのようなことに注目すればいいのでしょうか?
ここからは、立地を決める際の基準にしたいポイントを3つご紹介します。

世帯数や人口

市場調査において最も重要な項目が世帯数です。
人が多ければ集客を見込むことができますが、人数だけではなく性別や年齢層も重要になります。このような情報は「統計局のHP」や「役所の資料」を見ることで調べることが可能です。
美容院のコンセプトを決めるうえで年齢や年齢層の情報は非常に大切なポイントですので、事前の市場調査で調べておくようにしましょう。

周辺環境

開業予定地の周辺は、人が集まる環境であるかどうかを確認しましょう。
市場調査は顧客となり得る人がどれくらい存在しているのかを数字で把握するために行っており、当然ながら母集団が大きいほど有利になります。
いくらコンセプトが素晴らしい美容院であっても見込み客が少なかったら売上を伸ばすことができないため、人が大勢いる立地を選ぶことがポイントです。

ライバル店の状況

同業者が店を構えている場合は、ライバル店の様子を調べておくのも市場調査のポイントです。好条件の立地には美容院が集まりやすく、ライバル店とじっくり比較されることを前提とした戦略を練らなければいけません。
コンセプトと料金のどちらかが重複していたら客の奪い合いになってしまうので、出店するエリアのライバル店を一通りチェックしてから他の調査をするのもひとつの手です。

従業員数や店舗数なども調べておくとコンセプトの差別化に役立つ情報となります。また、競合調査する際は、1店舗だけではなく同地域の複数店舗を調べれば、地域の平均値を割り出すことができます。

コンセプトに合った内装を具体化しよう

美容院を開業する立地が決まったら次はコンセプトに合った内装を作り上げます。
店舗設計から施工完成までの手順について説明していきます。

相談、申し込み

まずは施工業者に電話で相談します。
空いている物件の調査から新築工事まで幅広く対応している施工業者がありますので、ここで美容院を開業したいということを伝えましょう。

プランニング

開業する美容院をどういうイメージにするかなど、話し合います。

内装イメージはピンタレストで「美容院 内装」と検索をしたり、競合する他店舗のホームページを確認したりすることで、より想像を膨らますことができるので参考にするといいでしょう。

コンセプトのテーマに沿って「過去の実例の紹介」や「内装に使う素材の紹介」などがされます。自身の望むコンセプトに通りになるかどうかが大きく関わるため、時間をかけてしっかりと話し合いをしてください。

見積もり

プランニングで決めたコンセプトテーマを実現するためには、どの程度の日数と費用がかかるかなどが提示されます。
開業資金の融資を受ける場合には、ここである程度の開業資金が決まることになります。
年金事務所では主に社会保険についての手続きを行っていきます。

設計

プランニングでイメージしたものを実際に図面に落としていく工程になります。
シャンプー台など美容院には特殊な設備が設置されることになりますので、後々に誤差が発生しないように、どのように設置してほしいかなど細かく伝えるようにしましょう。

施工

設計をもとに工事をしていきます。設計の段階でほぼ間取りや配置などは決まっていますが、立ち会いなどで細かな部分を確認する必要があります。

設備導入にはどのくらいの費用がかかる?

美容院には専門の設備が多種多様にあります。
開業にあたりさまざまな設備が必要になるため、すべて新品で用意すると高額な費用となってしまいます。美容院の設備は「新品」以外にも、「リース」「中古」から導入することができます。
ここでは、それぞれの設備導入方法の費用の特徴について解説していきます。

新品で探す場合

設備を新品で探す場合に、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは、一例として概算金額を紹介していきます。

・シャンプー台(1台30万円〜80万円)
・ヘアカットチェア(1台7万円〜15万円)
・鏡・ドレッサー(5万円〜10万円)


これらの設備の他に、内装工事費用が25万円〜60万円ほど発生します。
開業資金に余裕があるのであれば、すべて新品で取りそろえても問題はありません。
ただ、集客など不安要素が多くある美容院の開業においてはもう少し費用を抑える工夫が必要になってきます。

リースを利用する場合

リース利用する場合、総額は新品とあまり変わりませんが、支払いが月々の分割になるので初期コストを抑えることができます。
しかし、ひとつひとつの設備を別々の業者から仕入れる複数リース契約の場合、月々の支払いが膨らんでしまい初期コストを抑えられなくなる場合もあります。
そのため、リースの利用を考える場合には、1社のリース会社から複数の設備を一度に導入するようにしましょう。

中古で探す場合

美容院は入れ替わりの激しい業界なので新品と遜色のない程度の良い中古品が出回っていることもあります。中古品で探した場合、新品と比べて30%~50%ほど安い価格となり、初期コストを大幅に抑えることができます。
美容院を開業するときには、最初にすべて新品で取りそろえるというよりも、中古品を買ってコストを抑え、集客の目処がしっかり立ってから新しい設備を導入するという方法があります。
コンセプトや事業計画で無理のない経営を目指すのであれば、中古品の設備の導入を考えておくといいでしょう。

2店舗以上の店舗展開をする場合

美容院の開業主が管理美容師資格を持っているなら、オーナーが管理美容師として勤務することができます。
ただし、美容院を2店舗以上経営する場合は、注意が必要です。
管理美容師の資格は一店舗のみに適用され、2店舗の管理美容師として勤務することはできません。そのため店舗展開する場合は、ほかに管理美容師資格を持っているスタッフを配置することが義務付けられています。
万が一、管理美容師が足りないとなった場合、開業主が講習の受講料18,000円を負担してスタッフに取得してもらうなどの方法もあります。

まとめ

美容院の開業をするための準備として重要な市場調査から、店舗内装の流れ、設備導入についてご紹介しました。

開業するときにはコンセプトを決めることが大切ですが、そのコンセプトは市場調査を基準に決まります。
開業するためにとても大切なことなので、しっかりと事前準備をしながら開業を進めていくようにしましょう。

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