
許可する?美容師のWワークについて
美容師は店舗や役職によっては給料が少ないことから、Wワークをする美容師もいると聞きます。
なかには、副業収入だけが目的ではなくスキルアップのためWワークをしたいという意見もあります。
目次[非表示]
- 1.働き方改革で副業・Wワークが推奨されています
- 1.1.所得増加
- 1.2.スキルアップ
- 1.3.やりたいことができる
- 2.美容師のWワークに関するルール作りを
- 3.美容師の本業に活かせるWワークは何があるの?
- 4.まとめ
働き方改革で副業・Wワークが推奨されています
政府は働き方改革の一環で副業や兼業・Wワークを推進しています。これまでほとんどの企業で副業することは違反行為とされており、労働者は隠れて副業をするのが一般的でした。しかし、最近では厚生労働省が打ちだす「働き方改革」のなかで、Wワークの普及を促進しています。
Wワークを希望する人が増えていることを端緒に、柔軟な働き方が可能になりつつあります。それでは、美容師はどのような目的でWワークをはじめるのでしょうか。大きく3つに分けられます。
所得増加
副業やWワークを始める理由として最も多い、所得の増加が目的です。現在の収入は満足できていない人にとって、副収入はありがたいです。経済的な余裕は少なからず精神的な余裕にもつながります。
スキルアップ
美容師としての技術に加え、Wワークをすることでスキルや経験を得られます場合があります。例えばメイクやエステのような美容関係の仕事の場合は、美容師としてのキャリアアップに役立つ可能性があります。
やりたいことができる
趣味の延長として副業は、自分のやりたいことに挑戦できるため、ストレス発散になります。また別の仕事をすることは自律性や自主性を促せます。
美容師のWワークに関するルール作りを
副業をすることで本業に悪影響を及ぼすようなことがあれば、美容院にとって美容師のWワークはデメリットとなります。Wワークを許可する場合は美容院内で次のようなルールを決めておくと、トラブルを未然に防止できます。
・副業をする時は必ず相談する
・副業を始める理由を言う
・スケジュール調整できるようにする
・体力を著しく消費しない副業にする
・体調管理をしっかりする
えて、本業に役立つ副業のみを許可するかどうかはサロンの裁量になります。いずれの副業の場合も、体調面やスケジュールなどが本業に影響が与えないか、しっかり確認をとるようにしましょう。Wワークをし始めたあとに、もし不調や不都合がみられる場合は面談をして、どうすればお互い納得できるようになるか話し合うことも大切です。
美容師の本業に活かせるWワークは何があるの?
美容師のWワークには本業を活かしたヘアメイクが人気です。ヘアメイクはメニューにしている美容院もあるので、本業のスキルアップにつながります。
最近では、美容院にネイルやヘッドスパ専門のスペースが併設するケースも増えているため、本業に活かせ、事業拡大につながる副業であれば、会社にとっても大きなメリットになります。
Wワークの鉄板でもある飲食業やコンビニエンスストアーなどは手軽に始められますが、体力消費も激しく気苦労の多い仕事でしょうから、本業に影響がでやすいことを考慮し、あまりおすすめはしないようしましょう。
ヘアメイク
ブライダルや成人式など、ヘアメイクの需要はさまざまな場面であります。
特別な日だけでなく職業柄ヘアメイクが必要な方もいらっしゃるため、依頼も多いでしょう。
そのため、Wワークがヘアメイクであれば本業でも副業の技術と経験が役立つ機会が増えます。惰性で働くのではなく、技術を学ぶ意思を持ってもらうようサポートしましょう。
訪問美容
訪問美容とは、体が不自由な方のために、自宅や福祉施設に出張して、美容サービスをすることです
美容師免許を持っていれば働くことができ、比較的勤務時間を選びやすくなっているため、副業として選びやすいでしょう。普段美容院に行けないお客さまに施術をするため、本業では経験できないやりがいもあります。
ネットを使う
最近では、ネットを使った副業が人気です。YouTubeを使ってヘアスタイルを紹介するといった、ネット配信をする美容師もいます。
人気がでると知名度が上がるため、美容師の属するサロンの宣伝効果にもなり得ますが、フォロワー数が増えるまでは収入がほとんどありません。すぐすぐの所得増加が目的ではなく「やりたいことに挑戦する」場合にはやりがいがあります。最新のトレンドにも敏感になるため、新しいヘアスタイルを取り入れるきっかけも増えるでしょう。
ほかにも、アフィリエイトやクラウドソーシングを使用し、ヘアメイクや美容に関する情報を発信していく副業もあります。体力的に負担が掛からないメリットがありますが、夜更かしをしないといったライフスタイルの管理には注意が必要です。
まとめ
Wワークは働き方次第では、美容院と美容師双方にメリットがあります。
本業を疎かにしないようなルールをあらかじめ作っておくと良いでしょう。経営する美容院内にWワークを始めようと考えている美容師がいれば、詳細を確認し、美容師の成長につながるのであれば応援してあげてくださいね。