
くせ毛のカットモデルが重要!?その理由とは
カットモデルは、アシスタントの技術向上や新しいカット技術の練習などを目的として多くのヘアサロンで募集をしています。
カットモデルを選ぶ基準を「髪質の良い人」と決めている方も多いかもしれません。しかし、実はくせ毛の方をカットモデルにすることも重要です。
なぜくせ毛のカットモデルが重要か、その理由をご紹介します。
くせ毛のカットモデルは重要
カットモデルはウィッグだけでなく、実際にお客さまの髪をカットすること経験となり、技術力の向上につながります。スタイリストによる新しいカット技術の練習であれば、サロンの宣伝につながるメリットもあります。
髪質は一人ひとり違いますので、カットモデルにはくせ毛の方を選ぶことも大切です。
くせ毛と言っても種類があり、くせの強さによって似合う髪型と似合わない髪型があります。
お客さまに似合うスタイルを作るためには、技術と知識が必要です。
似合う髪型はくせによって異なるため技術力が試される
くせ毛には4種類の形状があります。それぞれのくせ毛の特徴を理解したうえでカットを施すことができれば、お客さまのお悩み解決にもつながり、顧客満足度もUPします。
①波状毛(はじょうもう)
S字にうねっている形状で、日本人に多いタイプのくせ毛
②捻転毛(ねんてんもう)
毛髪全体が扁平状になって捻じれている形状のくせ毛
③縮毛(しゅくもう)
うねりが細かく、強く縮れている形状のくせ毛
④連珠毛(れんじゅもう)
数珠が連なったように統一性のない形状のくせ毛
カットモデルは、ウィッグでは経験できないさまざまな状態の髪の毛を施術するため、高い技術力が試されます。ただショートカットにしただけでは毛先がハネてまとまりのないスタイルになってしまいます。
「ハンドブローではねを抑えるスタイルにしたい」「くせ毛をカットしても四角くなるスタイルを変えたい」などお客さまの要望に応えるために、技術と経験を身につけましょう。
ウィッグだけでも技術力の向上になりますが、さまざまな髪質のカットを経験することが、さらに技術力を高める絶好の機会になります。くせ毛十分に活かしながらお客さまの悩みを解決できるように導いていくことが大切です。
カットモデルがきっかけでリピーターになっていただける可能性も
カットモデルのお客さまは、費用が安く抑えられるというメリットに魅力を感じて利用されます。
アシスタントであれば、技術力が乏しかったり、時間がかかったりしますが、経験を積むことで少しずつお客さまのお悩みを改善できるようになるでしょう。お客さまの満足度が高ければ、「次も来たいな」と思ってもらえるチャンスです。また、サロン内の雰囲気や接客対応もリピーターにつながるポイントです。。
サロンを知ってもらうきっかけにもなるため、技術だけでなくサロンの魅力を最大限伝えていけるような努力も必要です。
利用ユーザ₋の多いカットモデル募集アプリを使用する
最近ではカットモデルを募集ができるアプリもあります。アプリを利用すれば、街頭でのモデルハントよりも簡単にカットモデルを集めることができます。条件に合うお客さまを見つけられるのもアプリのメリットです。
①minimo(ミニモ)
配信から5周年を迎え、TVCMも流れている主流なサロン予約アプリです。10代から30代の女性に多く利用され、アシスタントの練習として0円でのカットやカラーのモデルを募集することができます。
②カトモ
カットモデルをしたいユーザーと、モデルを探しているアシスタントをマッチングさせる専用アプリです。minimoはカット、カラー、パーマなど常時あるメニューのクーポンなどの配信ができますが、カトモはカットモデルのみの募集に特化されています。
③requpo(リクポ)
ユーザーが条件を検索するのではなく、美容師側がユーザーを検索できるアプリです。ユーザーがエリアを選択し、リクエストを送信。するとエリア内の美容師にリクエストが届き、募集しているモデルの条件に合ったリクエストにアプローチを送るシステムです。お互いの条件が合致すると予約が成立することになります。
まとめ
カットモデルを募集する場合は、直毛やくせ毛などあらゆるな髪質の方に利用してもらうことで美容師としてのスキルアップにつながります。
それだけでなく、カットモデルはリピーターを増やすための大切な機会でもあります。
接客対応やサロンの雰囲気が良ければまた利用してもらえるきっかけになります。
知識・技術・接客のすべてでお客さまはヘアサロンを選びます。
多くのお客さまにリピーターになってもらうためにも、多くのカットモデルに協力してもらって経験を積んでいくことが大切です。