
美容室の集客UP!販促の手段と効果測定
みなさんは、集客UPのための販促を行っていますか?
販促とは、売上や利益の向上を目的に、ターゲットに働きかけ、商品の認知度や集客を高める手段のことです。
今回は、どのような販促があるのか、またどれだけの効果が見込めるのかをまとめてみました。
目次[非表示]
- 1.まずは目標設定を
- 2.一般的な販促ツールとは
- 2.1.チラシ・リーフレット
- 2.2.Webサイト(ホームページ)
- 2.3.メンバーズカード
- 3.送る・見せる・配るだけではNG!効果を明確に
- 4.すぐに何か始めたい人には店頭販促
- 5.まとめ
まずは目標設定を
販促を行うとき、はじめにすることは、「目標となる集客数を明確に設定すること」です。
目標とする集客数は、「売上目標」と「予想客単価」で計算します。
■計算式
目標集客数=売上目標÷予想客単価
まずは、この計算式を使って、明確な目標を設定しておきましょう。
一般的な販促ツールとは
販促ツールとは、営業や販売の活動を支援するために使われるシステムや媒体などのツールを指します。
DM(ダイレクトメール)やリーフレット、看板は代表的な販促ツールですが、実はメンバーズカードやメルマガなども販促ツールの一種。
また、WebサイトやSNSといった、インターネットを使った販促ツールも最近ではよく見かけるようになりました。
どの販促ツールを使うかは、「5W2H」を意識して、自店舗の置かれている環境を意識しながら選ぶと良いでしょう。そうすることで、販促ツールの効果を最大限にいかすことができるはずです。
チラシ・リーフレット
チラシやリーフレットのような紙媒体の販促ツールは、新聞に折り込んだり、ポストに投函したりといった「地域密着型の店舗」に効果が期待できます。
小規模な店舗にとっては使いやすい販促ツールですが、配ったときにしか目に付かないため、どちらかというと効果は短期的で、長期的な効果は薄くなります。
使用される紙質は、比較的安価なマットコート紙やコート紙が人気です。
また、新聞に折り込み広告として出す場合には、チラシの多い週末を避けると、多くの人の目に留まりやすくなります。
Webサイト(ホームページ)
最近では自店舗のホームページを持つ美容室も多いですが、これらのWebサイトも販促ツールとして大きな効果を持っています。
ホームページは誰でも手軽に見られる、いわば店舗の顔。
キャンペーン情報や告知の更新もリアルタイムで流せますし、営業時間や料金表などを載せることでパンフレットとしての役割も果たします。
チラシやリーフレットを見たお客さまは、さらに詳しい情報をホームページで仕入れたうえで、来店するかどうかを決めることも多いので、わかりやすく詳しい情報を載せるほうが効果的です。
紙媒体よりもホームページに力を入れている店舗が数多くありますが、サイト開設や運営にあたっては、Web制作に関するある程度の専門知識が必要なことも。苦手な方は、専門知識不要で使えるCMSの導入を検討してみると良いでしょう。
メンバーズカード
多くの店舗で導入されている、メンバーズカードやポイントカードなども販促ツールの一種。
誕生日に特典や割引を付けたり、「○回来店で特典プレゼント」というようなステップアップを付けたりするのが主流で、目標ゴールを短めに設定し、少しずつ特典をグレードアップさせるような方法も効果的です。
メンバーズカードを活用することでリピート率が向上し、年間売上アップへの効果も期待できます。
ただ、メンバーズカードを発行している店は多いですよね。そのため、お客さまが複数のカードを持つことで埋もれてしまうリスクもあります。カードのサイズを大きくしたり、デザインにこだわるなど、他のカードより目立たせる工夫をしましょう。
送る・見せる・配るだけではNG!効果を明確に
販促ツールを配っただけ、作っただけ、送っただけ、で終わらせないようにしましょう。
ぜひその効果を明確にし、どれだけの効果があったのかをチェックしてみてください。
販促ツールの効果は反響率(レスポンス率)で確認します。反響率は、使用した販促ツールに対して、どれだけの来店や問い合わせなどの反応があったかを示します。
チラシの場合の反響率だと、
反響率(%)=レスポンス数(来客数)÷チラシ配布数×100
という計算式で求められます。
ただし、複数の販促ツールを使った場合は、どのツールでのレスポンスなのかわかりづらいため、ツールごとそれぞれのクーポンを付ける、来店時に「何を見て来店してくれたのか」アンケートを取るといった工夫をしましょう。
すぐに何か始めたい人には店頭販促
忘れてはいけないのが「店頭販促」です。
店頭販促は基本的な販促ツールで、たまたま通りかかった人に対して、店舗を直接アピールできます。そのときに来店していただけなくても、店舗の存在を覚えてもらえる可能性があります。通行人の興味を惹く店頭販促をすることで来店確率は大幅にアップします。
「店頭販促は何もしていない」という方は、手軽に始められる店頭ボードが低コストで導入しやすいので特におすすめです。店舗のイメージが伝わるような、お客さまに安心して来店してもらえる店頭ボードを作りましょう。
まとめ
集客UPに欠かせない販促ツールをご紹介しました。
目標設定と実際の効果は、しっかりと数値で明確にし、次につなげられるようにしておくと、さらに効果的な販促ができるようになりますよ。
効果測定をしながら、自店舗にとって効果が高い販促ツールを見極めてくださいね。