美容ビジネスの収益構造

独立して美容院の経営を始めたけれども、いまいち儲けを出すことができないと悩んでしまう美容師は多い傾向です。美容師は技術を求められますが、美容院の安定経営を目指すためには、技術だけではなく経営力も必要となります。どのような施策をすることで、安定した利益をたたき出すことができるのでしょうか。ここでは、美容院の収益構造について、詳しくご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.通常メニューだけでは収益は伸びない
  2. 2.開発した商品を販売する物販
  3. 3.仕入れた商品を販売する小売
  4. 4.既存客を定着させることで安定した収益を伸ばす
  5. 5.まとめ


通常メニューだけでは収益は伸びない


美容院やサロンのメインとなる売上は、美容師による施術です。経営の要であり、利益を出すためにはなくてはならないものです。しかし、これだけでは収益を伸ばすことができません。スタッフを採用している場合であっても、時間当たりに対応できる顧客数には限りがあります。


1日当たりの顧客数を増やすためには、「施術時間を短くするか」「スタッフを増員させるか」の2択となるでしょう。しかし、施術時間を短くするにも限界があり、パーマやカラーになると、何時間もかかる場合があります。また、その間他の対応をしていたとしても、思ったほど顧客数を伸ばすことができないでしょう。


さらに、スタッフを増員すると対応できる顧客数が増えるものの、人件費の増加や設備の増設が必要となり負担が大きくなります。現状の設備とスタッフ数で、収益を伸ばすためには、通常メニューにだけこだわることができません。1日当たりの顧客数を増やすことができないのであれば、顧客1人当たりの客単価を上げることで収益を伸ばすことができるでしょう。


開発した商品を販売する物販


客単価を上げる方法としてもっとも効果的なのが、自社独自のオリジナル商品を開発して物販を始めることです。自社商品が出れば、仕入れコストを低く抑えることができるうえに、人件費をかけずに売上と利益をアップさせる効果が期待できます。もちろん、スタッフによる営業トークなどは必要ですが、施術にかかる人件費コストに比べると微々たるものでしょう。


また、開発コストなどの初期投資が必要です。場合によっては、試作品を何度も作らなくてはいけない可能性もあります。しかし、開発が成功すれば、他社製品のように中間的な利益を抜き取られることがないため、大きな収益を期待することができるでしょう。さらに、自社製品というのは、リピート顧客に対して大きな販売力を期待できます。


リピート顧客は、美容院やそこで働いているスタイリストが気に入っていることから、継続して通ってくれています。そんな美容院が独自開発したアイテムということで、購入に対しての敷居はかなり低くなるでしょう。


仕入れた商品を販売する小売


自社商品に比べると利益率が落ちてしまいますが、一般的に市場流通している商品を販売する方法も効果的です。多くの美容院やサロンで多く採用されているのが、ワックスやヘアスプレー、そしてシャンプーやトリートメントなどの商品です。これらの商品を扱うメリットは、消耗品であるということです。


毎日使うものばかりなので、定期的に購入機会を得られます。多くの顧客は、自分の髪質に合った商品を継続して使うことから、一度購入すれば引き続き利用してもらえる可能性が高いのです。ここで販売するポイントとしては、ドラッグストアなどで購入できるものだけではなく、実際に美容院で使っているアイテムを展開することです。


施術時に使っているものというアピールをすることで、使用感を知ってもらえるので購買意欲を刺激させることができます。また、一般的なドラッグストアで販売していないということで、美容院へ来たときに購入してもらえる可能性が高くなるのです。美容院ならではの販売展開をしていくようにしましょう。


既存客を定着させることで安定した収益を伸ばす


物販だけではなく、既存顧客をがっちりとリピート客として確保することで期待できる収益もあります。それは、通常メニューだけではなく、その他のオプションの注文機会を伸ばすという方法です。オプションメニューを注文してもらうことで、1人当たりの客単価を大きく向上させることが期待できます。


注意しておくべきポイントとしては、しっかりと信頼関係ができているリピート客に対して狙っていくということです。まだまだ、固定客となっていない顧客に対してしつこくオプションをすすめてしまうと、美容院から離れてしまう恐れがあります。


美容院やスタイリストと顧客の間にそれなりの信頼関係があることを前提とすることで、オプションメニューの案内やいつもと違うヘアスタイルの提案をすることができるようになります。いつも同じヘアスタイルの顧客に対して、気分転換を提案してみるのもよいでしょう。また、髪に対して関心を持っている人が多いため、頭皮ケアなどのメニューを提案してみるのもおすすめです。


まとめ


美容院が1日当たりに対応できる顧客数を伸ばすのには限度があります。そのため、収益を向上させるためには、顧客1人当たりの客単価を伸ばす必要があるでしょう。自社商品や一般商品の物販を積極的に行ったり、固定客に対してオプションを提案したりするという方法がおすすめです。もちろん、しつこく営業するのは顧客が離れる原因ともなります。距離感をつかみつつ、顧客単価をアップさせていくようにしましょう。

サロン経営成功者のインタビュー資料をプレゼント!

サロン経営者の成功体験をインタビューし、1つの資料にまとめました。
みなさんが抱える悩みの解決へのヒントとなれば幸いです。
5分で読める凝縮された資料となりますので、是非お読み下さい。

人気記事ランキング

タグ一覧